【日本東京】台灣藝術家現代的現代展:台灣現代藝術展、台灣書道家-澹盧門生展、台灣創造藝術展-女性藝術家展(台日交流展第二、三、四回) - 第二場台灣藝術家致詞:連勝彦

第二場台灣藝術家致詞:連勝彦

書道会の友、芸術の心の交流  連勝彦 スピーチ原稿

 漢字と書道は中国文化の本質的な存在であり、高レベルで抽象化されたその世界は、人類の智恵が生んだ芸術です。象形、籀文(ちゅうぶん)、篆書 (てんしょ)に始まり延々と発展すること数千年、歴代の先賢たちが繁栄をもたらし、トーチを引き継ぎ、輝きを保ち、不朽のものとして今日に伝えているのです。漢字は字形が美しい一方、筆記に使う道具が特殊であるために、筆の軽重と緩急、墨の濃淡や湿り具合、筆画の距離や太さ、筆の勢いが映し出す起伏や構造の向きによって、線の構造が充分に発揮され、オブジェの美が体現されるのです。

 さらに、書家は序文構造の制御と配置に対して、情緒と思想を営み、叙述を重ね、その芸術化のプロセスの中で、理性と感性のハーモニー、心身の調和を網羅し、線の構造と情念を特徴づけるのです。中国における書道芸術の特性と伝統的な審美観はここにあるのです。

 私の師匠である曹容先生の名は秋圃、号は老嫌といい、この100年間を代表する、台湾における書家の翹楚(きょうそ)とされています。1929年、弱冠30歳のときに台北で個展を成功させた後、「澹廬(たんろ)書会」を創立し、「書道禅」迴腕法の指導法を提唱しました。彼が門下生を常に啓蒙したのは、書法を学ぶ前に、まず読書に勤しみ、智恵を深め、徳を磨き、内面的なものを充実していくことでした。技術の追求だけでは、表現力に欠け、単に低俗なものの体現に過ぎなくなってしまうからです。そこで澹廬一門における書学の道では、まず読書で人格を磨き、学識を高め、徳を磨き、修養を得ることを重視しているのです。

 曹容師匠は生涯を通じて日本を3度訪問し、関東、関西を旅行し、日本の芸術分野や文壇で傑出した人たちを訪ね歩いています。頭山満先生の書道塾から書道指導者として招聘を受け、日本大蔵省振成会の書道指導者を兼ねるとともに、幾度にも渡って、日本書道振興会、関西書道会、日本美術協会が主催する書道展に参加したことがあります。それゆえ、この度、澹廬とその門下生による作品が日本に赴く意義は大きく、わが師匠が宿願とした「書道会の友、芸術の心の交流」という思いがここに引き継がれたと言うことができます。

 会場で展示される作品には、澹廬文教基金会が収蔵する秋圃先生の書の傑作のほか、澹廬第二代である小職が表現した真書(しんしょ)、草書(そうしょ)、隷書(れいしょ)、篆書(てんしょ)の各書体による作品があります。先輩の林彦助先生は、曹師匠が研鑽を重ねた詩学と書法との関わりが最も長く、国画も得意されていることから、展示作品として書、画、詩を準備されました。同門である蒋夢龍先生と林政輝先生は、伝統的な詩学に対する造詣が深い専門家であり、みなさまには優れた詩書の作品を鑑賞していただくことができます。そのほか澹廬第三代となる蕭恵幸女士は現在理事長を務めていますが、書画を得意とされており、今回、彼女から提出していただいた伝統的な水墨画では、その芸術の心と禅の境地を見ていただくことができます。李建徳先生は台湾科学大学の管理学博士であり、現在、東莞理工学院で教鞭をとられるなかで、書学の追究にたゆまない努力を注ぎ、ダイナミックな技芸を持ち味としています。また、小職の娘である瑞芬は、フランスのベルサイユ美術学院を卒業すると同時に中国、西洋美術を学んだバックグラウンドがあります。長年にわたって書法や水墨の習得と創作に取り組むことで、相当なレベルまで修練を重ねています。

 今回、ここで交流の機会が得られたことは喜ばしく、書道・絵画界の来賓のみなさま、芸術文化を愛される皆様、そしてメディアの方々にお越しいただきましたことに感謝を申し上げます。また、儒墨堂のスタッフの方々の企画とお力にも御礼を申し上げます。

 みなさまのご清祥とご健康をお祈りいたします。ありがとうございました。

書道會友 藝心交流 連勝彥致詞稿

漢字書法是中華文化之菁華,亦為高級抽象與人文智慧之藝術。自象形籀篆衍化至今,綿延數千年,歷代先賢發揚光大,薪火相傳,光輝燦爛,歷久彌著。由於字形優美及書寫工具特殊,從運筆的輕重緩急、用墨的濃淡濕燥、筆畫疏密肥瘦、筆勢映帶起伏及結構俯仰向背,充分發揮線條結構、意象之美。

再加上書者對敘文結構空間之掌控與安排,情緒意念之經營與舖陳,在其藝術化過程中,涵蓋理性與感性的和諧,心志與肢體的調合,使線條造型與情意表徵恰如其分。中國書法藝術之獨特性及傳統審美觀亦在此。

我的老師曹容先生名秋圃,號老嫌,一生淡泊名利精研書學,弘揚書道逾八十春秋,是近百年來台籍書道家之翹楚。1929年僅30歲,在台北成功個展之後創立「澹廬書會」,提倡「書道禪」迴腕法的教學,常訓勉門生學習書法要先讀書,滋沐聖慧,敦品修德,以充裕內蘊。若僅僅追求技法,窮奢表現,只是自曝庸俗,書匠而已。所以澹廬一門書學之道,首要讀書養性,重視學識的充實和德性的涵養。

曹容師一生曾到訪日本三次,旅遊日本關東、關西,訪謁日本藝文壇的碩彥,受聘頭山满書塾書道教席,兼任日本大藏省振成会書道教席,也多次参加日本書道振興會、關西書道會、日本美術協會所主辦之書法展。所以這次澹廬及門生的作品赴日展出饒富意義,正可說是延續了吾師「書道會友,藝心交流」的宿願。

現場展出的作品除了有澹廬文教基金會典藏的秋圃先生書法精品,還有澹廬第二代我本人呈現的真、草、隸、篆各體書作,師兄林彥助先生追隨曹師鑽研詩學及書法最久,也擅長國畫,所以展覽作品有書畫詩的內容。同門蔣夢龍先生及林政輝先生對傳統詩學涉略甚深具專才,各位可欣賞其詩書佳作。另外澹廬第三代蕭惠幸女士是現任理事長,書畫具佳,這次提供傳統水墨畫作分享其藝心禪境。李建德先生是台科大管理學博士,現任教於東莞理工學院,對書學用功甚勤,書藝猛進。還有小女瑞芬畢業於法國凡爾賽美術學院,同時有中、西藝術的養成背景,多年來投入書法及水墨的學習與創作,也累積相當程度的心得。

這次很高興有機會來此進行交流,感謝書畫界貴賓,藝文愛好雅士及媒體朋友今天的蒞臨,也謝謝儒墨堂工作人員的企劃與服務。

敬祝大家平安健康!